重曹とクエン酸でほとんどの汚れが落ちます。クエン酸の使い方をマスターすると掃除が楽しくなります。

掃除の知恵◆アルカリ性の汚れにクエン酸

赤ちゃんやペットのいる家庭では、安全なものをお掃除に使いたいものです。クエン酸をお掃除に使うとアルカリ性の汚れや臭いが中和されて落とす事ができます。どういったものに使うかというと、洗面台まわりの白っぽい汚れ、水垢、石鹸カス、トイレの尿石、水洗金具やポットのカルシウムのこびり付き、配水管の嫌な匂いなどのお掃除に使えます。鉄製品には錆びる恐れがありますので使用しないでください。クエン酸は高温多湿を嫌うので密封できる容器に保存します。



酢の使い方・基本の2パターン


●クエン酸(そのまま使う)

必要なときに必要な量を溶いて使う方法。クエン酸は空気中の湿気を吸うだけでも溶ける性質があるので保存の際には密封容器が必要です。通常使う分だけを小分けしてコショウ入れやシュガーボトルなどに入れると便利です。

●クエン酸水

トイレや部屋の消臭には霧吹きなどのスプレーボトルがお勧めです。
クエン酸小さじ1/2〜1(5g)に対してカップ1(200ml)の水を混ぜて水溶液にします。
クエン酸は揮発性がないため、濃いとベタつくこともあります。
スプレーボトルに入れてトイレなどに常備しておくと便利です。
 酸性の汚れに強い重曹と、アルカリ性の汚れに強いクエン酸の組み合わせでほとんどの汚れに対応できます。
食品添加物としての許可がでているものを使えば、お子さんのいるご家庭でも安心して使えます。

■使用上の注意

・塩素系の製品と混ぜると塩素ガスが発生し危険。絶対に混ぜない。
・用途以外に使わない。
・子供の手が届く所に置かない。
・手荒れのする方は炊事用手袋を使う。
・使用後は湿気が入らないよう閉じ保管する。
・直射日光をさけ、高温多湿の所には保管しない。
・大理石など酸性に弱いものには使わない。
・鉄製品は錆びることがある。

クエン酸は高温多湿を嫌うので密封できる容器に保存します。
クエン酸は空気中の湿気を吸うだけでも溶ける性質があるので保存の際には密封容器が必要です。通常使う分だけを小分けしてコショウ入れやシュガーボトルなどに入れると便利です。

クエン酸の働き


●中和作用

 アルカリ性から来る汚れのニオイを中和して消臭します。水垢や石鹸の残り、トイレの尿の汚れに使ってください。
クエン酸の原理は「 酸性」という性質を生かしてアルカリ性の汚れと中和して、汚れを落としてくれます。

●溶解作用

 シンクやポットなど、水中のカルシウムなどのこびりつきを溶かします。

●洗浄作用

 食器洗い機などの水あかを洗浄します。

●柔軟作用

 洗濯の柔軟剤に。黄ばみ防止の作用もあります。

クエン酸の使用例(使用方法)

■加湿器

クエン酸の洗浄作用が、加湿器をキレイにします。

■シンク回り

適量の水に適量のクエン酸を溶かしスポンジ等で軽くこすって下さい。
(*結晶化した水垢にはできるだけ濃いクエン酸水を作り、ティッシュ等で一晩パックしてからスポンジでこすり取ります。その後よく水洗いをします。)

■洗面台

洗面台水道の金具が濁ってくるのは、水の成分と皮脂などが反応してできた物でクエン酸できれいになります。
クエン酸の水溶液をスポンジにつけて擦ると汚れが落ちます。

■食器洗浄機

クエン酸を約50g入れ、食器を入れずに1サイクル運転して下さい。

■洗濯後の仕上げ剤

水が透明になったら、小さじ1/2〜1(5g)すすぎの水の中に溶かし洗濯機を回し衣類に浸透させ脱水します。クエン酸の柔軟作用が働きます。洗濯物がフワフワの仕上がりになります。長期間保管前にクエン酸仕上げをすると黄ばみを軽減できます。

■電気ポット

1. 2〜3Lに約50g溶かし通電します。
2. 約1時間程度したら電源を切りお湯を捨てます。
3. ポットに水を入れ通常通りに湧かし湯を捨てます(臭い取りのため)
4. ポットがさめてからスポンジで内部をお手入れして下さい。
(クエン酸洗浄機能がついているポットの場合は、説明書に従ってください。)

■消臭作用

調理器具についた生臭い魚の臭い、タバコの臭い、トイレのアンモニア臭等が気になるところにクエン酸水をスプレーして消臭。

■抗菌作用

洗浄した生ゴミの三角コーナー全体にクエン酸水をスプレーしてカビや悪臭の防止に。

                                 




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