環境家計簿ってどんなもの?
家庭での毎日の生活によって、どんな環境負荷が発生しているかを家計の収支計算のように記録するもの。とくに決まった形式はないが、毎月使用する電気、ガス、水道、ガソリン、燃えるごみなどの量に二酸化炭素(CO2)を出す係数を掛けて、家庭でのCO2排出量を計算する形式が一般的。
環境家計簿のメリットは何?
最近の夏の局地的な集中豪雨や竜巻・・・毎年多くなっていると思いませんか?
このような異常気象は「地球温暖化」が原因だとも言われています。このまま地球温暖化が進むと、氷河が溶けてしまうとも言われています。
この地球温暖化の主な原因は、二酸化炭素(CO2)排出量の増加です。
環境家計簿で毎月のエネルギーの使用量や支払額を記入することで、暮らしの中で発生する二酸化炭素(CO2)排出量を知ることができます。
二酸化炭素(CO2)排出量は、目では見ることができません。だから数字に置き換える必要があるのです。
二酸化炭素(CO2)排出量がどうこう言っても実感がないのが現実です。
一度、環境家計簿をつけると一か月の二酸化炭素(CO2)排出量がわかります。
節約=エコ=二酸化炭素(CO2)削減です。
最初は、小さな節約から始めましょう。
電気代節約で二酸化炭素(CO2)排出量も節約できます。
さあ!あなたも今月から環境家計簿をつけてみませんか?
環境家計簿のつけ方
環境家計簿は、いろいろなところで、たとえば自治体、各種団体、企業などで作成されています。
では実際に、環境家計簿をつけてみましょう。ここではつけ方のみご紹介します。主要な項目は、電気・ガス・水道・灯油・ガソリンなどになります。各項目について、毎月の領収書などから数字を入れていきます。水道代など2カ月ごとに明細がくるものなどについては、2で割って1ヶ月に換算しましょう。
では、電気代の場合は、
その月に使った電気の使用量(kWh)×CO2排出係数(0.12)=
CO2排出量(kg-C)
となります。
たとえば、その月の電気使用量が500kWhだとしたら、
500×0.12=60
となり、60kg-CのCO2 を排出した計算になります。
参考:我が家の環境大臣
環境省によるエコライフの実践ガイド。環境家計簿(えこ帳)、すごろく、アイディア集。
※参考:「家庭からの二酸化炭素排出量算定用 排出係数一覧」(環境省発表資料)等 家庭からの二酸化炭素排出量算定用 排出係数一覧