「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」
食品に関する法律は、食品衛生法、JAS法、薬事法、健康増進法などがあり、それぞれの法律に基づいて、さまざまな規制があります。
健康増進法には、健康や栄養に関する食品の表示制度が定められています。
糖質と糖類の関係は、次の図のようになっています。図でもわかるように糖類は、二糖類、単糖類を指します。
糖質ゼロの方が糖類ゼロより糖が少ないとことがわかると思います。
●糖質ゼロの基準
食品に含まれる糖質とカロリーの表示は別です。糖質がゼロでもカロリーがある食品はたくさんあります。
健康増進法による飲料100mlあたりの表示基準を紹介します。
以下の場合には、「糖質ゼロ」の表示ができます。
糖質の含有量が0.5g/100g
(飲料は0.5g/100ml)以下。
また、糖質とは、食品成分からタンパク質
、脂質、食物繊維、灰分、水分を除いた残りの栄養成分のことでもあります。
●糖類ゼロと表示の基準
食品に含まれる糖類とカロリーの表示は別です。糖類がゼロでもカロリーがある食品はたくさんあります。
健康増進法による飲料100mlあたりの表示基準を紹介します。
糖類の含有量が0.5g/100g (飲料は0.5g/100ml)以下 |
糖類の含有量が5g/100g (飲料は2.5g/100ml)以下 |
糖類の含有量が比較する他の食品より100g中5g以上少ない |
・「無糖」 ・「ノンシュガー」 ・「シュガーレス」 ・「糖分ダイエット」 ・「糖分ゼロ」 |
・「低糖」 ・「糖分控えめ」 ・「微糖」 ・「糖分カット」 |
・糖分30%低減 ・砂糖30%カット |
コーヒー飲料の場合は業界で定めている「コーヒー飲料等通常品(7.5g/100ml)」を比較対象品とすることが一般的です。 |
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