襖紙の張り替えは、襖紙の張り替えの方法を紹介しています。

襖紙の張り替え

管理人は、前の家のときに襖紙の張り替えをしました。今の家は、まだ新しいので張り替えは必要ありませんが、古くなったら自分で襖紙の張り替えをしようと思います。





襖紙の種類(素材による分類)

1.本鳥の子
手漉(すき)の紙で美しく長持ちします。 

2.鳥の子
鳥の子は抄紙機で漉きます。技術も進歩していて本鳥の子に近いものもあります。 
 
3.上新鳥の子
鳥の子の普及品です。 
 
4.新鳥の子
再生紙を使って作ります。廉価版です。紙の裏が茶色が多いのは、透けるのを防ぐためといわれています。
 
5.上級織物
ドビー織などが使われ高級品です。

6.中級織物
長繊維のレーヨン糸などが使われています。

7.普及織物
短繊維のレーヨン糸などが使われています。

8.天然素材の織物
葛布・芭蕉布・シルケットなどが使われています。


襖紙の張り替えに必要な道具

1.襖紙・・・用途・価格で選んで購入してください
2.のり・・・・市販の襖紙用の糊 
3.糊トレー・・・糊桶として使います
4.糊バケまたは糊付けローラー・・・糊を塗ります
5.カッター・・・手持ちがあればそれでいいのですが、新しい刃 にしてください
6.撫でバケ・・・襖紙の撫で付けに使います。なければタオルでも。
7.スポンジ・・・糊の拭き取りに使います
8.ステンカッターガイド・・・襖の余分な部分を切り落とす時のカッターガイドとして
9.バール・・・襖縁の取外しに使います
10.木槌・・・襖縁の取外しに使います
■あると便利
11.引手釘(くぎ)抜き・・・引手を外すとき便利
 


襖紙の張替えの手順

■簡易施工方法追い張り 
普通は、襖紙は枠を外して張り替えます。管理人も外して張り替えましたが大変です。頻繁に張り替えないのであれば穴などを補修して直接上に追い張り(重ね貼り)が楽です。
1.穴があるときは破れた箇所を「うけ紙」を適当な大きさに切って、補修しましょう。     (うけ紙とは、襖紙の下に貼る下地紙の事です)
2.最初に引手はずします。引手内側の上下に釘を打っているタイプが多く、引き手釘抜きやニッパーなどで引き手釘を引き抜き、マイナスドライバーなどを差し込んではずします。
3.ふすま紙を広げ、柄合わせをしながら、襖の外側の大きさに裁断します。柄がある襖紙では、この段階できちんと柄合わせをして、襖紙をカットして行きます。
4.糊は、襖のふちの周りだけは濃いのりを付けて、その他は薄めの糊を塗ってください。
5.糊を付けたら3分ぐらい放置して下さい。伸ばしておかないと、貼った後に「しわ」になることがあります。
6.糊を付けた襖紙の上に、位置を確認しながら襖をそっと置きます。(二人以上で襖を紙の上に置きます。置いたら少し押えます)
7.襖紙の下に手をいれて、そのままひっくり返します。間にたまった空気は、撫でバケ等を使用して、中央から外側に向かって押し出します。
8.襖の縁の部分を竹ベラ等で押さえて、周りの余分な襖紙を定規や地ベラなどで、押さえて切り落とします。湿った襖紙は切れにくいので、注意してください。
9.切り終えたら、竹ベラ等で、襖の縁の部分をよく押さてください。
10.襖縁に付いた糊を濡れ雑巾やスポンジ等で拭き取ります。
11.半日から1日乾燥
12.引き手を取り付けます。


「節約生活と省エネ生活の知恵」的要点まとめ


●襖紙は、一人では無理です。時間と人手と道具が必要です。でもチャレンジしてやってみると面白いと思います。確実に節約にはなります。

障子の張り替えと同様で写真がないのでわかりずらいかも知れません。参考に図解しているサイトをリンクしておきます。参考にしてください。

●襖紙の張替えで参考にできるサイト
じーじのリフォーム
襖紙の張り替え
DIY住まいの修理・リフォーム





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