障子紙の張り替えは、障子紙の張り替えの方法を紹介しています。

１．手すき楮（こうぞ）障子紙
障子紙の最高級品です。材料と手間をかけて作ります。 

２．レーヨン障子紙
レーヨン４０％以上配合したもので、光沢と強度があり、現在普及しています。 
 
３．パルプ障子紙
パルプを８０％以上配合したもので強度も低く、風合も落ち、価格的にもいちばん安くなっています。
 
４．プラスチック障子紙
障子紙にプラスチックフィルムを接着したものです。片面だけ、両面ともなどあります。  
５．特殊な障子紙
　　５．１　アイロン障子紙
　　５．２　破れにくい障子紙
　　５．３　光触媒（消臭）障子紙
　　５．４　難燃障子紙

以上は材質等により分類しましたが、実際はもっと複雑です。それぞれの中間のタイプも存在します。

バリエーションとしては、昔ながらの白以外にもいろいろあります。
■バリエーション
　・白
　・模様入り
　・カラー
 

１．障子紙・・・用途・価格で選んで購入してください
２．のり・・・・市販の障子紙用の糊
　（無ければご飯粒をつぶしてお湯で薄めても可）
３．カッター・・・手持ちがあればそれでいいのですが、新しい刃 にしてください
４．定規・・・・３０センチ以上の長さ が必要です。
５．バケツか洗面器・・・障子紙をはがすためのタオルを濡らす水を入れます
６．タオル２枚以上・・・ １枚は障子紙をはがすため に濡らして使います
　　（もう１枚は、貼った障子紙を上から軽く押さえます 、乾いたまま使用します）
７．霧吹き・・・最後に全体を湿らすために使います
８．ビニール・・・障子を濡らすときに念のために下に敷きます
※糊は、合成糊は使わないでください。 消しゴムとかと一緒に売っているのは合成糊です。

１．天気は、晴れている日よりは曇りや雨の日の方が湿り気があるので障子紙が乾いたときにピンとなります。
２．障子紙は下から上に貼っていきます。
　こうするとつなぎ目にゴミなど溜まりません。
３．なれないうちは障子紙は少し多めに買いましょう！

■古い障子紙を剥がす 
1・ 障子の下にビニールシートを敷きます。（無ければ2・のタオルをきつめに絞ります）
2・ 障子の桟に沿って水をタオルで塗ります。  
3・ 5分位放置します。貼る時とは逆で剥がす時は上の端から 古い障子紙を剥がします。
　　剥がれない時はタオルで再度水を塗ります。 濡れるときれいに剥れます。
4・ うまく剥れない所は、濡れたタオルでこすります。
5・ 障子の桟が乾くまで待ちます。    

■新しい障子紙を貼る
6・ 糊を塗る前に障子紙を当ててどの位置なら丁度いい位置か確認します。
　（ここで位置を確認しておかないと糊を塗った後で位置決めが難しくなります）
　（桟の左端の重なりは、１センチ位が妥当です ）
7・ 桟に沿って糊をつけていきます。
　（付け過ぎに注意して、マダラになったら指で延ばしてください）
　（障子紙１枚分だけ糊付けしてください）
　（右端は、糊を塗らないでください、障子紙をカットしてから塗ります ）
　注意：障子は下から張ります  
8・ 左上を先ほど位置決めした位置にあわせます。
　障子紙は、右側に３０ｃｍ程度広げておくと桟の位置とあわせやすくなります。
9・ 端まで張り終えたら桟に沿って乾いたタオルか手でなぞって押さえておきます。
10・ 右端まで行ったら１センチ程度桟に重なるようにして定規をあてカッターで紙を切り離します。
11・順次上へと張っていきます。  

●障子紙も専門家に頼むと結構な値段します。ＤＩＹの店では、実演している店もあります。チャレンジしてみてはいかがでしょうか？

写真がないのでわかりずらいかも知れません。参考に図解しているサイトをリンクしておきます。参考にしてください。

●障子紙の張替えで参考にできるサイト
フジタビルメンテナンス−障子紙の張替え
ＤＩＹ住まいの修理・リフォーム
全国障子紙工業会